愛命園育成会だより 第96号

育成会副会長 大成 敏正
 愛命園育成会会員の皆様、ご健勝でお過ごしでしょうか。観測史上最短の梅雨が明けたと思った途端、新型コロナウイルス感染症の流行は第7波を迎え、今までにない感染者数が発表されています。身近に感染者の話が聞こえてくるのも事実です。この原稿を書いているとき広島東洋カープ2軍の選手・コーチが20数名PCR検査陽性というニュースが入ってきました。今はただ愛命園の利用者・職員に感染者が出ないよう祈るばかりです。
 さて、こうなってくると秋の「園まつり」の開催ができるのか問題が生じてきます。原稿依頼を受けた時点では、「開催は未定」とのことでしたが、7波の勢いでは難しそうですね。2年に1回開催の「育成会総会」は、今年が開催予定の年です。このままの状況ですと集合形式での総会開催は難しそうです。前回同様「書面総会」になる可能性がありますのでご承知おきください。
 このような状況ですが、愛命園ではかねてより計画されていました避難棟の建設が始まります。補助金が受けられないため自己資金での建設となります。「育成会」としては、昨今の豪雨災害の頻度・巨大化を踏まえた「利用者の命が一番」という愛命園の覚悟を応援していきたいと存じます。会員の皆様の度理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 ところで、前々からこの紙面を利用してお伝えしていました「愛命園に燕が巣作りをしなくなった問題」ですが、当初愛命園の外装工事できれいになった壁を汚すのは燕が申し訳ないと遠慮したのか、愛命園が安全な場所でないので巣作りをやめたのかと心配しているとお伝えしたと思いますが、どうやら全国的な問題のようです。というのも、園の他の職員が家の周りに燕が来なくなったと利用者と話しているのを聞いたからです。早速ネットで調べてみると、人間と一番近くに住む燕は西洋風の家が増えたこと、田んぼが減って餌にする虫が少なくなり子育てがしにくくなっていることにより、燕の飛来数が全国的に激減しているとのことです。
 考えてみれば、園の周りでも耕作放棄地や太陽光発電のための開発がなされて餌が充分に取れない地になっているのでしょう。人の近くに住むことで安全を確保していたのに西洋風の家は確かに巣作りし難い構造ですよね。外観がきれいになった愛命園も巣作りし難い構造物になってしまったということになりますよね。愛命園だけのせいではない問題ですが、何か申し訳ない気がします。
 今回、コロナと燕の話で終わりそうです。東京の燕(ヤクルト)は強いですね。オールスター前にコロナ感染者を多く出した影響が後半の戦い方にどんな影響があるのか心配しています。早くコロナ禍とロシアのウクライナ侵攻による経済問題・食糧問題が落ち着きを取り戻すよう祈りながら結語とします。



寄せられた善意

令和4年4月23日〜
令和4年7月22日
(順不同敬称略)

《 寄 付 》
清水 幸枝    田島 定
八田 久美子   友田 耕二朗
田尾 秀春    井戸 京子
竹原 幹     清水 都美子
長久 孝子

※いつも暖かいご支援ありがとうございます。都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。



編集後記
 6月に入り、会員の皆様に会費のお願いを送付させていただきました。早速にお振込みいただき、ありがとうございました。
大成副会長も書かれている通り、愛命園では避難棟の建設が始まります。育成会の皆様のお力添えを受け、これまで計画を進めてまいりました。これから、詳細な建設スケジュールが出されるのだと思います。次号の育成会便りで、進捗状況をお伝えできればと思います。
 話は変わりますが、最近愛命園の職員駐車場近くに獣のフンが残されるようになりました。その獣が何者なのかは今のところ不明。たとえ取り除いても、同じ場所に何度も何度もフンを残していきます。あれやこれや対策を練るのですが、結局今も続いています。その場所に近づけないようしても、少し離れた場所でしていきます。まったく、どうしたらいいものか。そもそも何者なんでしょうね。