愛命園育成会だより 第92号

育成会副会長 大成 敏正
 愛命園育成会会員の皆様、梅雨もあけ暑さが厳しくなりますが健やかにお過ごしでしょうか。
 また、新型コロナウィルス感染症のワクチン接種が本格的に始まりました。会員の皆様、ワクチン接種はもうお済になりましたでしょうか。
 さて、賛否両論渦巻くなかいよいよ2020東京オリンピック・パラリンピック大会が始まりましたね。開会直前IOCバッハ会長は広島を訪れ「世界の人々は広島を訪れるべきだ。そうすれば私と同じ感情をもつだろう」とコメントをだされました。ルールない競争(戦争)の行きつく先が広島であり、ルールに基づいて競うことこそが尊く、このことで多くの交流が生まれオリンピックが平和の祭典と言われる所以であると会長は言いたかったのでしょうね。
 今回のオリ・パラ大会は、コロナ禍のために一年遅れの開催であり、かつ緊急事態宣言下という、まことに祝祭感のない事態となりました。そしてオリンピックは開会式及び閉会式を含めほとんどの競技が無観客でおこなわれるという異例の大会となってしまいました。国民の一人として、どうか大会が滞りなく無事閉会できますようと祈るばかりです。
 ところで、コロナ禍とは関係ないと思いますが、愛命園では一つ心配なことが起こりました。これまで毎年春になると燕がやって来て愛命園の軒下に巣をつくり毎年数羽の雛が誕生していたのですが、今年は一羽もやってこないのです。昨年末、園の外装工事をおこないましたので何か特別な塗料でも塗ったのかと事務長に聞いても「そんなことはしていません。」とのこと。
 燕があまりにも美しくなった壁を汚すのは申し訳ないと遠慮したのか。それとも園の周りの田んぼが少なくなり餌が十分になくなったからか。はたまた、動物は危険な場所には巣を作らないといいますから、今年ひょっとして愛命園は軒下まで水につかるのかと縁起でもないような妄想にとりつかれてしまいました。梅雨もあけ通常、燕の子育ては終わったころなので最悪の妄想は消えましたが、いったいどうしたことなのでしょうか。会員の皆様、ご存じの方があればお教えください。それから、コロナ禍が落ち着きましたら美しくなった愛命園をぜひ訪れてみて下さい。
 今年は園祭りできますかねえ?
 終わりに、広島出身のヒーロー 山縣 亮太選手が日本選手団の主将に選ばれています。会員の皆様、山縣選手をはじめ日本選手の皆さんが持てる力を全て出し尽くし良い結果がもたらせますようお祈りいたしましょう。



寄せられた善意

令和3年4月26日〜
令和3年7月25日
(順不同敬称略)

《 寄 付 》
間所 了    田島 定
清水 幸枝   清水 都美子
長久 孝子   田尾 秀春
友田 耕二朗  竹原 幹
 
※いつも暖かいご支援ありがとうございます。都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。


編集後記
 育成会会員の皆様、会費のお願いをお送りしたところ、早速に入金いただき、ありがとうございます。合わせて、寄付も多くの方よりいただきました。深くお礼申し上げます。引き続き、愛命園育成会をよろしくお願いします。
 今年の梅雨は雨の日が続き、晴れる日を心待ちにしていましたが、梅雨明け後は、一転して晴天が続いています。今では逆に雨が恋しい状況です。
 春に桜の花びらに包まれていた愛命園のレンガ通りは、今は緑の葉に覆われています。青々とした葉が木陰を作る並木道ですが、ここのところの日差しの中では、その下を歩いてみようという気持ちにはなかなかなれません。むしろ、響き渡るセミの大合唱が、夏の暑さをより増幅して伝えてきます。
 最高気温は連日30℃を超えていますが、幸い夜間の寝苦しさはまだありません。熱中症対策を十分にして、今年の夏も乗り切っていきましょう。