愛命園育成会だより 第90号

育成会会長 宮崎 康則
 年始に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。皆様には希望に満ちた清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 静かな新春だったと思いますが、昨年は新型コロナウイルス感染症が、社会・経済に深刻な影響を与えました。その感染症の流行は、今なお世界規模で拡大を続けており、我が国においても、昨年3月の急速な感染拡大から、第2波、第3波と続き、事態は長期化・深刻化の様相を呈しています。
 このような中、県議会としては、昨年4月の50日間にわたる臨時会の開催を始め、刻々と変化する事態に機動的に対応すべく取り組み、県による積極的な感染防止対策や医療提供体制の確立、社会経済活動への支援を形にしているところです。
 しかしながら、支援が行き届いていないなどの声も多くお聞きしております。今後も、地域の皆様の声をしっかりと吸い上げ、生活や景気を下支えする切れ目のない支援を県や国に求めてまいります。
 さて、近年、台風や集中豪雨が頻発しており、河川の氾濫や土砂災害が全国各地で相次いでいます。過去、愛命園においても水内川決壊による水害被災などもあったところであり、常日頃から防災意識を持ち、いざという時にはしっかり行動できる準備が必要です。また、利用者の避難所(サンピアゆき)への移動も困難になってきており、避難棟などを含め、みんなで知恵を出し合って安全な避難の在り方について考えていく必要があります。育成会としても、関係者の皆様と思いを共有しながら、災害に備え、安心して暮らせる愛命園を共に創って参りたいと思います。
 話は変わって、毎年ユニークなキャッチフレーズで楽しませてくれる広島カープですが、来季のキャッチフレーズは「バリバリバリ」だそうです。昨年は残念な結果で終わりましたが、来季に向けては、心機一転、自分たちの殻を力強く突き破り「ねバリ強く戦う」覚悟を込めているということです。カープが強いと、広島が熱くなり、広島に活力を取り戻し、元気で魅力ある地域づくりに繋がっていきます。来季の選手たちの頑バリをしっかり応援したいと思います。
 結びに、新型コロナウイルス感染症はすべての国民に影響を与えています。ワクチンが接種できるまでこうした状況は続いていくのかもしれませんが、みんなで支えながら、この苦難に立ち向かっていく必要があります。会員の皆様におかれましては、引き続き愛命園並びに育成会の事業推進のご協力をお願い申し上げますとともに、一人でも多くの方々に育成会の活動にご理解を賜り、愛命園と共に感じ、共に考え、共に歩む、育成会の充実に向けて一層のお力添えをよろしくお願い申し上げます。


ご報告
 令和2年度愛命園育成会総会につきまして、前号にて書面による決議の実施をお知らしていたところです。
 11月9日付で総会資料と返信ハガキをお送りしたところ、正会員131名のうち108名から回答があり、そのすべてが提案内容を承認するというものでした。これをもちまして、令和2年度愛命園育成会総会の事務局からの提案は承認されたものとさせていただきます。
 前例のないことで皆様にはお手数をおかけしましたが、無事総会を終えることができました。ご協力に感謝申し上げますとともに、引き続き愛命園育成会をよろしくお願いいたします。


寄せられた善意

令和2年10月25日〜
令和3年1月22日
(順不同敬称略)

《 寄 付 》
長久 孝子

 
※いつも暖かいご支援ありがとうございます。都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。


編集後記
 久しぶりに雪が多く寒い冬になっております。
 …と書いてから考えたのですが、積雪が2度と考えると、毎年それくらいは積もっていたように思います。ここ2年暖冬が続いていて、知らず知らずのうちに雪が降ること自体が珍しいという認識になっていたというところでしょう。
 冬の終わりまであと1ヶ月程ですが、3度目の積雪はあるのでしょうか。