愛命園育成会だより 第89号


育成会副会長 大成 敏正
 育成会会員の皆様、2020年10月、コロナ禍の真っただ中ですがご健勝でお過ごしでしょうか。
 このところ夏のバカンスを終えたヨーロッパでは感染の第2波が襲い、再び制限の多い生活が強いられているようです。日本では不思議なことに新型コロナウィルス感染者の状況は何とか落ち着いて推移しており、観光業や飲食業の支援策が東京も加えて大掛かりに始まりました。今後の感染者数の状況が注視されるところです。劇場やスポーツイベントの収容観客数も緩和され、街にはこれまでオンラインでの授業を続けておられた学生さんも戻ってこられたようで、人通りもかなり増えてきています。それにしても、街を歩く人のほぼ全員がマスク姿というのは何とも異様な風景ではあります。
 さて、愛命園でもコロナウィルス対策が、国の指導に基づいていろいろとこうじられています。3密(密接、密集、密閉)をできるだけ回避し、検温や手指・手すりの消毒など徹底して行われています。残念ながら利用者さんが毎年楽しみにされていた秋の小旅行や愛命園最大のイベント「園まつり」も、地域の秋祭り同様中止にせざるを得ないということになりました。
 このため前号でもお知らせいたしましたように、「園まつり」の際2年に一度開催の「育成会総会」も開催困難ということになりました。この時節集会形式での総会は3密を避ける意味で「書面総会」「書面表決」とさせていただくこととしました。コロナ禍のための特別な処置でございます。会員の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。書面表決の結果は次号にて報告させていただきますので宜しくお願いいたします。
 ちなみに、皆様から頂いています会費は、このところ愛命園改築の際の借入金返済の利子補填(寄付)にあてていましたが、借入金の返済も終了したそうですので、新たな支援金(皆様の会費)の使い道を皆様のご意見を聞きながら決めていかなければなりません。何かご意見がございましたら、愛命園育成会事務局(電話0829-83-1111)までご連絡くだされば幸いです。よろしくお願いいたします。
 ところで、わが愛する「カープ」はどうなっているのでしょう。とりあえず森下投手の新人王獲得と新型コロナウィルス感染症のワクチン及び特効薬の一日も速い完成を願いながら結びのことばとさせていただきます。



愛命園園長 前 和枝
 この度は、コロナ禍で園まつりを中止とさせていただき、大変心苦しく思っております。
 これまで、園舎改築の借入金の償還金として育成会より多大な金額を頂いておりましたが、この度、10月をもちまして、無事償還いたしました。この場を借りまして、ご報告と、お礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
 これからの課題として、利用者の高齢化・重度化があります。それに合わせて施設整備もしていかなくてはなりません。どうぞ引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
 改築から19年になりました。現在、建物を長く保てるよう外壁塗装の工事をしております。金属の足場と緑のネットに囲まれ、毎日を送っております。利用者には少しの間の不便をおかけしておりますが、外観がきれいに生まれ変わった園舎で過ごせるのを楽しみにしておられるようです。



寄せられた善意

令和2年7月25日〜
令和2年10月24日
(順不同敬称略)

《 寄 付 》
 土居 京子

 
※いつも暖かいご支援ありがとうございます。都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。



編集後記
 朝夕で、気温がぐっと下がるようになりました。皆様、体調を崩してはおられないでしょうか。いまだ新型コロナウィルスへの警戒は解けない状況に加え、インフルエンザの流行も始まる季節です。できる限りの備えをして、身を守っていきたいところです。
 前号でお知らせしたとおり、愛命園園まつりが中止となったため、同時に開催していた育成会総会も、会員の皆様に愛命園に集まっていただいての開催はできなくなりました。そのため、この度の総会は会長とも相談し、書面による決議というかたちで実施させていただきます。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 その書面での総会についてですが、会員の皆様にお送りする提案資料の準備を進めているところです。11月の前半には皆様にお送りできるかと思います。書類が届きましたら、内容を確認していただき、提案に『同意する』、『同意しない』を同封する返信ハガキにてご回答ください。返信ハガキの受付には、締め切り日を定めさせていただく予定にしておりますので、お早目の回答をお願いいたします。
総会は、会員の皆様から直接ご意見を頂ける貴重な機会でした。このような状況になってしまいましたので、ご意見やご質問がございましたら、ご遠慮なく育成会事務局まで連絡いただければと思います。
何かと難しい状況が続いておりますが、体調には十分に気を付けられ、次回の総会では皆様にお会いできればと願ってやみません。