愛命園育成会だより 第88号

書面総会の開催について(お願い)

育成会副会長 大成 敏正
 育成会会員の皆様、つつがなくお過ごしでしょうか。
 新型コロナウィルス感染症の大流行に伴い発令された緊急事態宣言は、5月25日解除されましたが、街に通常の生活が戻りはじめると、感染予防の大原則である「3蜜」も様々なところで散見されるようになりました。このところPCR検査の体制も整い感染者の把握が容易になったとはいえ、再び感染者が急増している現状では、安心して過ごせる日常生活はまだまだ望めそうにありません。会員の皆様、これまでのように「3密」をさけ、「マスクの着用」(鼻や口腔内の清潔を保つ)、「手洗い励行」(目や鼻や口を汚れた手で触らない)などの感染症対策を怠りなく行い、何よりも健康第一にお過ごしください。
 さて、前号の「育成会だより」で書きましたことが現実となってしまいました。毎年11月23日に開催されていました愛命園最大の行事「園まつり」が、コロナ禍のために中止とのことです。時節柄仕方のないことかとは思いますが、私たちの育成会「定例総会」(2年に1回開催で今年が開催の年にあたります)は、この「園まつり」の日、園の一室をお借りして開催するのが通例でしたので、いかにして定例総会を開催するかということになりました。
つきましては、コロナ禍の中各所で行われている「書面総会」「書面表決」の方法で行いたいと考えています。詳細はまだ決まっていませんが、何かご意見がありましたら、事務局までご連絡をお願いいたします。コロナ禍のため異例の処置です。皆様のご理解と、ご協力をよろしくお願いいたします。
 今回コロナ騒ぎが始まってから「感染症の世界史」石 弘之著(角川文庫)を読みました。この本の中で災害は「地質災害」「気象災害」そして「感染症災害」の3つに分類されると書かれていました。毎年のように流行しているインフルエンザの流行も「災害」としてとらえるべきものなんだと気づかされました。そして感染症の大流行が世界史の中で大きな変換点になったことが記されていました。まさに今目の前で起きている現実は、後世「あの時、世界は大きく転換したのだな」と見られるかもしれません。
 私たちはこの度のコロナ禍で様々な新たな生活様式を余儀なくされてきています。「オンライン授業」「リモート(遠隔操作)ワーク」「ソーシャル ディスタンス」など、新生活様式では、人と人との近しさ、親しさを表す「ふれあい」という言葉は生き残れるのでしょうか。非接触型社会がアフターコロナの新生活様式になるかと思うと心配でたまりません。
 会員の皆様、近しき人たちとの心の「ふれあい」を大切にされ健やかに過ごされますようお祈りいたしております。



寄せられた善意

令和2年4月25日〜
令和2年7月24日
(順不同敬称略)

《 寄 付 》
 田島 定    清水 都美子
清水 幸枝   竹原 幹
八田 久美子  友田 耕二朗
どんぐり会    間所 了
 
※いつも暖かいご支援ありがとうございます。都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。



編集後記
 6月1日付けで会費のお願いをお送りいたしました。早速にお振込みいただいた会員の皆様、ありがとうございます。
 副会長のお話のとおり、「愛命園園まつり」の中止が決定しました。外部から多くの方が来場される状況は、感染防止という観点からは好ましくないと思われます。利用者への感染を防ぐため、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
 書面での総会については、従来の開催時期である11月を目途に、皆さんのご意見を伺いながら進めてまいりたいと思います。
 このような状況下ですが、皆様引き続き愛命園育成会をよろしくお願いいたします。
 もうひとつ、今年の梅雨は雨がよく降ります。空梅雨でいつの間にか梅雨明けしていたという年も珍しくはありませんでしたが、今年は毎日のように雨が降っています。大雨災害が九州で起こったばかりです。そちらに対しても気を引き締めて備えていかなければならないと強く思います。