愛命園育成会だより 第86号

育成会会長 宮崎 康則

 年始に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。
 皆様には希望に満ちた清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年は、天皇陛下が御即位され、平成から令和へ元号が改まり、新しい時代を迎えました。
 ラグビーワールドカップでは、日本が初の決勝トーナメント進出を決めるなど、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、スポーツの明るい話題が多く、また、本県においては、11月に、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が、ローマ教皇としては38年振りに広島を訪問され、核兵器のない平和な国際社会の実現を願う我々を勇気づけていただきました。
 そして、何と言っても、昨年を代表する出来事は、天皇陛下の御即位です。60年前に御誕生された天皇陛下が、今年、東京で2回目のオリンピック開催という節目の年を迎えられることは不思議な巡り合わせを感じます。
 一方で、今年の干支は「庚子(かのえね)」となります。前回の「庚子」は、昭和35年でしたが、まさに高度成長の時代で、日本でカラーテレビの本放送がスタートした年です。当時は白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫の「三種の神器」がようやく普及してきた時代ですが、今では、大きなテレビに、エアコン、パソコン、スマホ、お掃除ロボットなど、家庭には様々なものが溢れ、電化製品の進化に驚かされるばかりですが、それにより、生活は大きく変化し、豊かなものとなっています。
 さて、障害者福祉に関しましては、「障害者差別解消法」が平成28年4月に施行され4年が経とうとしております。
国としても、全ての国民が障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向けた取り組みが進められております。県においても、昨年3月に「第4次広島県障害者プラン」を策定し、これまでの基本理念を継承しつつ、全ての人々が、相互に理解を深め、支え合う「心のバリアフリー」を社会全体で推進することや、活動や社会参加における社会的な障壁の除去を進め、生活の質を向上させていくことを目指す姿として、施策を推進しています。全ての人々がそれぞれの個性や人格を尊重して互いに支えあい、安心して暮らせるよう、その時々の社会状況や時代の変化に対応しながら、関係機関とも手を携えていく必要があります。
 会員の皆様におかれましては、引き続き愛命園並びに育成会の事業推進のご協力をお願い申し上げますとともに、一人でも多くの方々に育成会の活動にご理解を賜り、愛命園と共に感じ、共に考え、共に歩む、育成会の充実に向けて一層のお力添えをよろしくお願い申し上げます。



寄せられた善意

令和元年10月25日〜
令和2年1月24日
(順不同敬称略)

《 寄 付 》
 寺中 久美子
 
※いつも暖かいご支援ありがとうございます。都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。



編集後記
 11月23日(土)開催の園まつりには、多くの方に参加いただきありがとうございました。天候にも恵まれて、楽しい園まつりになりました。園まつりとクリスマス会という2つの大きな行事も無事終わり、落ち着いて新年を迎えることができました。初詣も、元日に晴天のもとでお参りすることができたようです。皆様は、どのように新年を迎えられましたでしょうか。
さて、早いもので令和2年も1ヶ月が過ぎようとしています。例年に比べ暖かい日が続いておりますが、インフルエンザやノロウイルス等の感染症に十分注意しなければならない時期です。健康管理室を中心に、しっかりとした対応をして、何とか乗り越えていければと思います。 現在、中国ではウイルス性肺炎の感染拡大が問題になっているようです。今後どのような広がりを見せるのか、注意を払っていきたいところです。
今年度もあとわずかです。次年度に向けた準備も、ひとつひとつ進めているところです。
皆様、引き続き愛命園育成会をよろしくお願いいたします。