愛命園育成会だより 第84号

育成会副会長 大成 敏正

 育成会会員の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 今年は梅雨寒の中、どうも体に力がはいらず、気分のすっきりしない日が続いているのは私だけでしょうか。我が愛しのカープはいったいどうしたのでしょうか。「クライマックスや日本シリーズの時期に絶好調となるよう調整しておこう」とでもいうのでしょうか。いずれにしても交流戦からはブレーキをきかせすぎではないか。わが愛しきカープよ、早く調子を戻して安心させてくれ。
 さて、私のボヤキはこれぐらいにして本年6月23日に開催された広島県視覚障害者団体連合会第1回評議員会にて大きな人事の交代がありました。私の立場も変わってまいりましたのでご報告させていただきます。長年連合会会長を務められた前川昭夫さんと、同じく監事の西耕三さんが勇退され、副会長を務められていた橘高則行さんの新会長への就任が決まりました。それに伴い副会長に私も理事から昇格することとなりました。理事に就いて間もない私にとっても大任で何ができるか自信はありませんが、同じく副会長に就くこととなりました三次の花田敏文さんとともに、新会長を支えてしっかりと連合会の運営にあたりたいと思っていますので、皆様のご協力を宜しくお願いいたします。尚、相談役も交代があり、北本望さんが勇退され、後任に前川昭夫さんが就かれました。前川前会長には、もうしばらく後輩たちに目を光らせていてもらいたいと存じます。
 ところで、前回紹介しましたように私は週2〜3日理学療法士として愛命園で過ごしていますので、少し園でのエピソードをお伝えしようとおもいます。
 ご存じのように、愛命園は設立46周年を迎えましたが、利用者の高齢化が園の風景をどんどん変えています。例えば利用者朝礼です。2011年私が愛命園にお世話になった年ですが、車いすの駐車するスペースがスタッフルーム前にできたばかりのころです。車いすを利用して朝礼に参加される方は3名程度だったと思います。2019年現在では常に12名以上の方が車いすを使用しての参加となっています。又、車いす使用のため、畳の部屋もフローリング化が進んでいます。病気に対する抵抗力も落ちてきているようで、今年はインフルエンザに過半数を超える利用者が罹患されました。また、2月からのインフルエンザ騒動がおさまってしばらくして、5月中旬からは軽い風邪症状を呈する利用者、職員が多数いました。朝夕の気温差の激しい頃でしたので高齢化に伴う体温調節機能の低下が基本にあるものとおもわれます。これからもこの傾向は加速することはあっても止めることはできないでしょう。
 このたびの評議員会にて愛命園の共有部分の大型エアコンの更新が承認されたことは、体力低下した高齢利用者にとって大いに助かることだと思います。これは設備老朽化のための更新ですが、3000万円以上の経費がかかるとのことです。経営的には大変だとおもいますが、愛命園にはこれからも高齢化対策や、施設の老朽化対策を、減り張りをつけてこうじていくようお願いたします。
私たち育成会も微力ではありますが愛命園の環境整備に継続的にかかわってまいりたいと存じますので、会員の皆様の協力を引き続きよろしくお願いいたします。



寄せられた善意

平成31年4月25日〜
令和元年7月24日
(順不同敬称略)
《 寄 付 》
どんぐり会
清水 都美子
田島 定
清水 幸枝
田尾 秀春
友田 耕二朗
竹原 幹
土居 京子
  
※いつも暖かいご支援ありがとうございます。都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。



編集後記
 6月3日付で育成会会費のお願いを発送いたしました。早速に振込をしていただきました会員の皆様、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 5月から、平成から令和へと元号が変わったわけですが、最近になって、ようやく今が令和元年であるということに慣れてきました。ついつい平成と書いてしまうこともありましたが、ここのところは大丈夫です。
 今年の梅雨は、去年のようなことはなく明けそうで、ひとまず安堵しております。全国各地の大雨の報道を見ていると、備えを怠らないようにしなければと強く思います。
 では改めまして、本年度も愛命園ならびに愛命園育成会をよろしくお願い致します。