愛命園育成会だより 第82号

育成会会長 宮崎 康則
 年始に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。皆様には希望に満ちた清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、7月3日から8日にかけて西日本の広範囲を襲った豪雨により,県内各地で観測史上初となる降水量となり、県内全域で土砂災害や河川の氾濫が多数発生し,本県に戦後最大級の被害をもたらしました。
災害発生時からこれまで、捜索や復旧作業、被災者支援、さらには、寄附や義援金、物資の提供など、多くの皆様からの御支援・御協力をいただきながら災害対応に取り組み、避難者対応,緊急の応急復旧等については,概ねの区切りがついたところですが、今後は、本格的な災害復旧・復興に向けて、単なる復旧・復興ではなく、より力強い軌道へと押し上げ、この災害を起点とした、創造的復興となるよう、行政はもとより、県民・市民が一体となって、取り組んでいかなければなりません。
 また、4年前の広島市土砂災害の時にも指摘されていた、本県の地盤の脆弱さが今回の大きな被害につながったものであり、ハード対策・ソフト対策のさらなる充実により強靭な広島県にしていくことが求められています。
育成会としても、関係者の皆様と思いを共有しながら、災害にしっかり備え、安心して暮らせる愛命園を共に創って参りたいと思います。
こういった中で,明るい話題もあり,昨年もスポーツが広島に元気をもたらしくれました。惜しくも日本一は逃したものの広島カープが球団史上初のセ・リーグ三連覇を果たし,サンフレッチェ広島が終盤までJ1リーグの優勝争いを演じるなど,地元広島のチームの活躍は,多くの県民に勇気と希望を与えてくれました。
このように広島が熱くなることが、広島に活力を取り戻し、元気で魅力ある地域づくりに繋がっていきます。
 一方で、県では今年度、「広島県障害者プラン」を策定することとしており、先日その素案が示されました。県としても、今後、障害のある方が,地域で安心して生活できる環境の整った社会の実現を目指して、取り組みを推進することとしております。
 また、国においては、昨年4月に、障害のある方が、自ら望む地域生活を営むことができるよう、「生活」と「就労」に対する支援の一層の充実や、介護保険サービスを円滑に利用できるようにするため、障害者総合支援法等が改正されました。このように制度や仕組みが変わっていく中でも、障害を有する方々が安心して地域で生活していけるように、私も全力で取り組んでいきたいと考えております。
育成会会長といたしまして、園の抱える課題等をもっとお聞きしなければと考えております。利用者、職員の皆様、ご家族そして地域の関係団体の皆様と協力し合いながら、愛命園を支えていきたいと思いますので、ご意見などがありましたら、遠慮なくお聞かせいただければ幸いです。
本年も愛命園育成会に対し、更なるご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げ、ご挨拶と致します。
寄せられた善意

平成30年10月25日〜
平成31年1月24日
(順不同敬称略)
《 寄 付 》
寺中 久美子
  
※いつも暖かいご支援ありがとうございます。都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。



編集後記
 11月23日の育成会総会にご出席いただいた会員の皆様、ありがとうございました。
併せて開催した園まつりも、晴天にも恵まれて、盛会の内に終えることができました。改めまして、ありがとうございました。
今後とも、愛命園に対するご支援、ご協力を、よろしくお願い致します。