愛命園育成会だより 第79号

育成会副会長 田尾 秀春

 この春は寒暖の差はありましたが、桜が一気に咲きほころび、今は葉桜から若葉の季節へと移ろいでいます。育成会の皆様におかれましては、健やかにお過ごしのことと存じます。
出会いと別れがあり、今年度も新たなスタートが始まりました。愛命園ではみなさんが明るく一瞬一瞬を輝いて生活できるよう、利用者の視点にたった新たな試み「愛サポート計画」が始まりました。個々の希望に応じた外出行事が計画され、専門店でのしゃぶしゃぶ、八丁堀での焼肉、駅前での屋台で一杯飲む、歌のコンサート等など、魅力的な行事が行われています。そのために利用者の個々の身体状況などに合わせた1対1対応の支援態勢づくりがなされ実施されています。また、その活動状況をご家族にスライドで見ていただき、皆さんの表情やその様子が手に取るように分かるような工夫がされていることは、本当に素晴らしいことだと感じました。
生活においても移動の難しい方が、どこにでも温かい湯のでる蛇口を利用できるように、暮らしやすい環境が整備されている状況です。愛命園は「大きなおうち」という視点は、人と人との思いが通いあう温もりのある大切なものだと感じました。心が暖かくなります。
このように職員の方々の取り組みと意識の高まりにより、よりよいものへと活動が行われており、さらに利用者の高齢化に伴う課題に対し、日々の生活における健康面、身体面での個々の変化を把握
し、どのように対応することがより良いかを検討し、職員の共通理解の基に心理的なコミュニケーション技術や身体的な介護技術などを、さらに向上させていくことはこれからの課題ではないかと考えます。
今年度も笑顔のあふれる元気な愛命園でありますように、そして我らのカープが混戦を勝ち抜きDeNAを撃破して、今年こそ日本一になりますように。そして正義や真実が尊ばれる世の中になることを願いたいと思います。
今年は育成会総会の年にあたり、園祭りの行事に合わせて総会を開催いたします。是非ご出席いただきますようお願いい申し上げます。
 これからも利用者の皆さんが活き活きと、安心して生活ができるよう育成会として微力ながら支援してまいります。多くの方々に育成会の主旨をご理解いただき,会員が増えますよう皆さまのご支援とご協力をお願いいたします。なお、育成会入会の紹介や育成会についてのお気づきの点、ニュースなどがありましたら、愛命園育成会事務局にお知らせいただければ幸いです。



「こころの交流の場」
原稿を引き続き募集します。
日常の些細な出来事や思い、趣味等自由に綴っていただければと思います。
愛命園事務局
〒  738−0601
住所 広島市佐伯区湯来町和田
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メール sakura@aimeien.jp
問い合わせ 愛命園育成会事務局
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編集後記
 今年は、桜が咲いてから散るまでの間に一度も雨が降りませんでした。特に愛命園のお花見の日は晴天で、空の濃い青を背景に桜の淡いピンクがよく映えました。
 季節は移り、桜の木も新緑に包まれています。そろそろカエルの声が聞こえてきそうです。