愛命園育成会だより 第78号

育成会会長 宮崎 康則

 新年明けましておめでとうございます。
 皆様には希望に満ちた清々しい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
 さて、昨年を振り返ってみますと、我が国の経済は、雇用・所得環境の着実な改善など長期にわたり景気回復を続けており、県内の景気も全体として緩やかに拡大しております。
 また、夏の甲子園における広陵高校の準優勝や広島東洋カープの37年ぶりのセリーグ連覇といった明るい話題で、再び県民が大いに盛り上がりました。特にカープの連覇は県全体に大きな感動と賑わいをもたらし、関連消費の拡大による経済効果は、400億円以上とも言われております。
 広島県政におきましては、湯ア知事が3期目を迎えましたが、これまで播いた新たな成長の芽を着実に育てるとともに、来年度は子供の貧困対策など「誰も置いてけぼりにしない」ための取り組みを重点的に進めていくこととしております。
 特に昨年度、県が行った「子供の生活に関する実態調査」では、子供がいる家庭の約4分の1が「生活困難層」と判定されており、全ての子供たちが健やかに夢を育むことができるよう教育、福祉、雇用も含め社会全体で支えていく方針が示されております。
 この「誰もおいてけぼりにしない」という言葉は、子供の貧困だけでなく、全ての県民一人ひとりを念頭に置いた言葉であり、高齢者あるいは障害を有する方を含めて本当にすべての県民がその言葉を実感できるように取り組んでいく必要あります。
 今年度、県では第5期となる広島県障害福祉計画を策定中であり、平成30年度から32年度までの障害福祉サービスの提供体制等を検討しているところです。
 また、この障害福祉計画の基本であり全ての障害者施策のベースとなる「広島県障害者プラン」を平成30年度に策定することとなっております。
 障害者差別解消法の施行や、介護保険と障害福祉サービスを同一の事業所で一体的に提供する「共生型サービス」の創設など、大きく制度や仕組みが変わっていく中で、障害を有する方々が安心して地域で生活していけるように、私も全力で取り組んでいきたいと考えております。
 私は、育成会のお手伝いをさせていただいておりますが、これまで夏祭りなどの行事の時くらいしか参加できず申し訳なく思っているところです。
 今年はできるだけ育成会の活動に関わってまいりたい、そして園の抱える課題等をお聞きして、利用者の皆様が安心して過ごせる施設として、職員、ご家族そして地域の関係団体の皆様と協力し合いながら、これからも支え続けていきたいと考えておりますので、更なるご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 最後に、愛命園のますますのご発展を祈念いたしまして、新年のご挨拶と致します。



愛命園事務局
〒  738−0601
住所 広島市佐伯区湯来町和田
1113−2
    愛命園育成会事務局
FAX 0829ー83−1112
メール sakura@aimeien.jp
問い合わせ 愛命園育成会事務局
電話  0829ー83−1111


編集後記
 年が明けてから、雪がよく降ります。つい先日2回目の雪かきをしました。量が多いわけではないですが、慣れない動きで筋肉痛です。これからまた寒くなるようです。雪かき用スコップをしまうのはまだ早いでしょうか。