愛命園育成会だより 第77号
育成会副会長 田尾秀春
何をするにもいい季節となりました。スポーツの秋、芸術の秋、味覚の秋にと皆さまはどんな秋をお楽しみでしょうか。少し残念なのは例年より雨の日が多いように感じます。
今年の盛り上がりは何といっても、昨年に続いての広島カープのリーグ優勝です。ファイナルステージでDeNAを撃破して、今年こそシリーズ制覇!日本一の願いがかなうよう熱い声援を送りましょう。
このところ何かしら落ち着かない気持ちにさせられます。急に降って湧いたように衆議院解散と総選挙。政治家への信頼と政策が問われることとなりました。北朝鮮の核実験によりアメリカとの緊張がエスカレートしている昨今。日本も安心して暮らせる環境が危ぶまれている状況です。
そんななかで、今年のノーベル平和賞が、核兵器の非合法化と廃絶を目指す国際NGOで、核兵器禁止条約成立に貢献した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)に与えられました。受賞理由について「核兵器の使用がもたらす破壊的な人道面での結末を人々に気づかせ、条約に基づく核兵器禁止の実現へ画期的な努力を重ねてきた」と説明がありました。その原動力となったのは、被爆者の方々の手で被爆の現状が伝えられ、被爆者の声が世界の人々に届いたから多くの国で採択されたとありました。平和の尊さと核をなくすことの必要性について、あらためて考えさせられる機会となりました。
時を同じくして、それに合わせるかのようにノーベル文学賞が5歳まで長崎で育ち、戦争などの歴史的な記憶や命の問題など、人間の存在などにかかわる普遍的なテーマを描いていきた、カズオ・イシグロさんに授与されました。長崎を舞台にしたデビュー作「遠い山なみの光」や「日の名残り」「わたしを離さないで」などの作品があり、ミステリーやSFの作風が取り込まれて描かれ、秋の夜長に味わってみたいと思います。
愛命園ではグループ外出、挽きたてコーヒー、そうめん流しと、いろんな行事が企画され利用者のみなさんが楽しまれています。壁絵の製作、腸活体操、リトミックなどといった五感や身体を使っての幅広い活動も行われています。巨大壁絵がまたどこかで親しまれ、人の輪が広がっていくといいですね。
今年も恒例の「園まつり」が11月23日(木)に開催されます。多くの方々にご参加いただき,利用者と会員の皆様との繋がりと交流を深める機会にしていただければと思います。当日はステージ発表や作品展示、バザーなど楽しい催しが盛り沢山です。
当日は愛命園からJR五日市駅北口に8時30分発の迎えのバスが用意されます。送迎バスを希望される方は愛命園に11月10日(金)迄にお申し出ください。愛命園の電話は、0829−83−1111です。
今後とも愛命園の充実・発展のため、皆さまのご支援ご協力をお願い申し上げます。
寄せられた善意
平成29年7月25日〜
平成29年10月24日
(順不同敬称略)
《 寄 付 》
林 弘子
竹内 美千代
林 洋輔
河ア 千夏
※いつも暖かいご支援ありがとうございます。都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。
「こころの交流の場」
原稿を引き続き募集します。
日常の些細な出来事や思い、趣味等自由に綴っていただければと思います。
愛命園事務局
〒 738−0601
住所 広島市佐伯区湯来町和田
1113−2
愛命園育成会事務局
FAX 0829ー83−1112
メール sakura@aimeien.jp
問い合わせ 愛命園育成会事務局
電話 0829ー83−1111
編集後記
暖かい日が続いておりましたが、ここのところの雨で朝晩はすっかり肌寒くなりました。皆さんは体調にお変わりありませんか。
愛命園では、園まつりに向けて動き始めました。よい催しになるよう、準備を進めていきます。