愛命園育成会だより 第74号


育成会会長 宮崎 康則
 年始に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。
 皆様には希望に満ちた清々しい初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年は、オバマ大統領の広島訪問や、リオ五輪で本県出身選手の金メダル・銀メダル獲得、そして、神ってるカープの25年ぶりのリーグ優勝など、本県は明るく元気の出るニュースにあふれ、多くの県民の皆様と喜びを分かち合うことができました。
 本年も、このような明るい話題が続くよう願っておりますが、県勢のさらなる活性化のためには、地方創生の推進や、真に災害に強い県土づくりなどを進めていかなければならないのは言うまでもありません。
 さて、障害者差別解消法の施行から8か月が経過しましたが、円滑な施行に当たり、県においては、これまで啓発資料による県民への情報提供や、障害者団体・経済団体等への説明に取り組んでおり、この結果、例えば、・白杖を持った視覚障害者の方が県民から声をかけられることが多くなった・県の相談窓口からの働きかけにより事業所内での差別事案が解決したなど、障害者差別解消法への制度理解は、一定程度、進みつつあるようです。 
 一方で相談窓口には、障害者からの「不当な差別的取扱い」や、「合理的配慮の不提供」に対する相談も寄せられており、更なる法律の意義や内容についての理解促進が課題であり、今後とも、「あいサポート運動」における出前講座の活用や、障害者差別解消支援地域協議会のメンバーである経済団体との連携等により、県民・企業等に対して積極的に普及啓発活動が必要で不可欠であります。
 私は、育成会のお手伝いをさせていただきながら、大したお役に立てず申し訳なく思っており、園の抱える課題等をもっとお聞きしなければと思いながら、今日に至っております。とりわけ、利用者の高齢化・重度化や災害時の避難所の課題など、園を取り巻く環境は依然として厳しいものがありますが、利用者の皆様が最も安心して過ごせる施設として、職員の皆様、ご家族そして地域の関係団体の皆様と協力し合いながら、愛命園の応援団として、これからも支えていきたいと思いますので、遠慮なくご意見などがありましたら、お聞かせいただければ幸いです。
 本年も愛命園育成会に対し、更なるご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げ、ご挨拶と致します。



「こころの交流の場」
原稿を引き続き募集します。
日常の些細な出来事や思い、趣味等自由に綴っていただければと思います。
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【編集後記】
 年が明けて、ぐっと寒くなりました。このところ全国的な大雪のようで、こちらでも雪景色が広がっております。
昨年は、育成会総会開催の年でした。お忙しい中ご出席いただき、ありがとうございました。
新しい1年のスタートです。皆様、引き続きよろしくお願いいたします。