愛命園育成会だより 第68号


愛命園育成会副会長 田尾 秀春

 心配された台風11号の影響もなく梅雨も明け、朝夕はひぐらし、昼は蝉の大合唱に夏の到来を感じるこの頃です。皆さまにはお変わりなくお元気でお過ごしのことと存じます。
 自然のなかを、木々の呼吸する臭い、鳥のさえずりや花の彩りに魅せられて歩いていると、心身共に癒されてきます。
なかなかいく機会がありませんが、この夏はどこかへ足を運んでみたいものです。

 梅雨あがり 蜩も鳴く 蝉時雨れ

 朝顔に 思いし笑顔 母もゆれ

 万緑も 甦る今 原爆忌 
 
 今年は戦後、被曝70年、あらためて平和の尊さを考えさせられる日々です。
ある日いつの日からか、「国民の生命と安全を守るために」の言葉をよく耳にするようになりました。そして、憲法解釈の変更の問題が問われ、戦後の大転換ともなる集団的自衛権や安全保障関連法案の国会決議が進められています。あらためて広島の市民として、二度と戦争を繰り返さないために、この問題を自分に問いかけてみる必要性を感じます。
 8月6日に「ヒロシマ祭り」という、追悼と音楽の集いが行われます。私は朝からの追悼行事と、夕方は歌手のイルカさんのコンサートに合唱で参加し、この一日を平和について考える機会にしたいと思ってます。
 愛命園では、お亡くなりになられた方の法要が営まれました。生前に活動されていたお姿や、言葉に思いを馳せて故人を偲ばれ、そうした場を通して、人の温かさや優しさの大切さを感じ、そして、命の尊さを学ばさせてもらう機会になっていることの意味を感じさせてもらいました。
 育成会は正会員163名、賛助会員36名の皆さまのご支援をいただいております。
私は以前に「心の交流のできる場」が何かできないだろうかと、その思いを書かせてもらいました。日常の些細な出来事や思い、楽しまれておられる趣味など、何でも自由に綴っていただき、この育成会便りの紙面を通して、皆さまとの心の交流ができればと感じております。どうそ、愛命園事務局にご寄稿いただければ幸いです。
 これからも、愛命園の活動が活発で、笑顔のあふれる愛命園となりますよう育成会として支援してまいります。
どうぞ、引き続き皆さまのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。



「こころの交流の場」送付先
愛命園事務局

    〒 738−0601
   住所 広島市佐伯区湯来町和田1113−2
      愛命園育成会事務局
  FAX 0829ー83−1112
  メール sakura@aimeien.jp
問い合わせ 愛命園育成会事務局
   電話 0829ー83−1111



【寄せられた善意】
[平成27年5月18日〜平成27年7月24日]
(順不同敬称略)
《 寄 付 》
土居 京子   竹原 幹
和田 信昭   田島 定
清水 都美子  林出 ミヨ子
友田 耕二朗  どんぐり会
湯来モータース

※いつも暖かいご支援ありがとうございます。
 都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。



【編集後記】
6月のはじめに、平成27年度の会費のお願いを送付させていただきました。早速にご入金いただきありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
暑い日が増えてきております。皆様もお体にはお気をつけ下さい。