愛命園育成会だより 第66号


愛命園育成会会長 宮崎 康則

 年始に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。
 皆様には希望に満ちた清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年8月、広島市では大規模な土砂災害が発生し、甚大な被害をもたらしました。発災直後から、自衛隊等による救命活動や、全国各地からボランティア活動など、多くの支援をいただきましたが、今後も引き続き、被災地の復旧と被災者支援に、行政はもとより、県民・市民が一体となって、取り組んでいかなければなりません。
 とりわけ、近年の集中豪雨などの異常気象は増加傾向にあり、また、今回の土砂災害によって広島県の脆弱な地盤が指摘されたことで、ハード対策・ソフト対策の一層の充実が求められております。
 現在、県では「災害に強い広島県の実現」に向け、県民・自主防災組織、事業者、行政等の多様な主体が一体となった県民総ぐるみ運動が展開できるよう、平成26年度中の条例制定に向けて議論が始まるところです。
 災害が起きても、被害をできる限り軽減できるよう、県民の視点に立った減災対策を講じ、育成会としても関係者の皆様と思いを共有しながら、安心して暮らせる愛命園を共に創って参りたいと思います。
 さて、今年は「ひつじ年」であります。群れをなす「ひつじ」は、激しい競争やトラブル・争い事を好まず、家族の安泰を示し平和に暮らすことを意味しているそうであります。
 戦後70年を迎えるわが国がこれからも平和で暮らせるよう、気持ちを新たにする一年でありたいと思います。
 また、昨年末には黒田博樹投手が8年ぶりに広島東洋カープに復帰する明るいニュースが飛び込んできました。
 カープは平成4年以降リーグ優勝から遠ざかっていますが、今回の黒田投手の復帰を受け、今年は優勝に向けた期待が膨らんでいます。
 このように広島が熱くなることが、広島に活力を取り戻し、元気で魅力ある地域づくりに繋がっていきます。
これからも、愛命園の利用者の皆様方の人生がより豊かになる活動に期待するとともに、私も職員の皆さん、ご家族、地域の関係団体と連携し、愛命園を支える力となる所存でございます。
 最後に、愛命園のますますのご発展を祈念致しまして、新年のごあいさつといたします。



【寄せられた善意】
[平成26年10月26日〜平成27年1月25日]
(順不同敬称略)
《 寄 付 》
前川 昭夫

※いつも暖かいご支援ありがとうございます。
 都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。