愛命園育成会だより 第52号


田 尾 秀 春

 今年は梅雨が早く明け一気に猛暑となりました。日中は蝉の合唱、朝夕はひぐらしが鳴き夏本番を感じるこの頃です。皆さまには、お変わりなく元気でお過ごしのことと拝察いたします。


 東日本大震災から4ヶ月が過ぎましたが暫くなかった震度5弱の余震が先日ありました。仮設住宅の建設、道路交通網の整備、仙台空港の開航など復興の兆しが少しずつ見えてきました。しかし、義援金配分の遅れの影響や仕事を失った人にとっては、生活上の不安は図り知れないものと感じます。そして、放射能汚染がもたらした健康問題では、子どもの影響を考え故郷を離れる人。野菜や牛肉、魚の風評被害、自然環境汚染の問題等々。人、動植物、土地、海への影響は今後に問題を残し続ける問題の深刻さを感じます。この事から何を教訓として学ぶのか。また、私たちに出来ることは何かをもう一度考えてみたいと思います。
 今年のカープは、4月は投打のバランスがよく期待を込めてのスタートだったが、故障者の続出で現在5位。3位とは2.5ゲーム差での後半戦。広瀬などの復帰と若手のハッスルプレー、積極的な攻撃野球でまずは3位を確保し、クライマックスシリーズに進出してもらいたい。
 前号の「あゆみ」で、林副園長が施設の在り方や、今求められていることについて書かれていました。昭和48年愛命園発足当初の利用者の方の置かれている社会状況や、施設の必要性について切実な願いがあったことを改めて感じることができました。安心、安全の生活環境の確保から、更に一歩進んで一人ひとりのニーズに応える、より質の高い取り組みが行われるようになった。そしてグループ外出など利用者の方の希望が実現し喜んでおられる。これは素晴らしいことだと感じます。
 今後、ますます愛命園と育成会の皆様とのつながりを深め、多くの方々のご理解とご支援が得られますよう、会員の皆さまのご支援ご協力をお願い致します。


【寄せられた善意】
[平成23年4月26日〜平成23年7月25日]
(順不同敬称略)
《寄  付》
広島市佐伯区   長峯 公明
  〃      湯来モータース
大分県佐伯市   田島 定
広島市安佐北区  竹原 幹
東広島市     林出 ミヨ子
広島市安芸区   木村 信子
広島市東区    土居 京子

※いつも暖かいご支援ありがとうございます。



【編集後記】
前回より、愛命園の機関紙「あゆみ」録音版を広島県立視覚障害者情報センターの全面的なご協力で、デイジーでお届けしておりますがいかがでしょうか。
今までのようにテープをご希望の方は、ご遠慮なく事務局にお申し出ください。
お送りしましたデイジーは返却していただかなくて結構です。
また、平成23年度愛命園育成会会費納入のお願いをしたところ、早速にご入金いただきありがとうございます。
これからも何卒よろしくお願いします。 (T・M)