愛命園育成会だより 第51号
田尾 秀春
今年は桜の開花が例年より遅れ、入学式や入園式にはちょうど見頃となったのではないでしょうか。これからは新緑の若葉が映えて何をするにも気持ちのよい季節となります。皆様には、益々健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
3月11日の東日本大震災と福島原発の事故は未だかつてない甚大な惨事を人々にもたらしました。自然の猛威に対する人間の無力さを感じずにはいられませんでした。そうしたなかで、人と人が支え合う心の温かさが絆となって広がっていることに共感しました。原発事故は人間の力を過信し経済原理を優先した人的災害とも言われています。改めて人の命が優先される社会のあり様が問われているように思います。これからの復興に向けて自分に何が出来るのか。地震に対する普段からの備えについても考える機会になると感じています。
新年の便りで、今年のカープは若鯉が活躍してくれることへの願望と期待をしたためました。早速見せてくれてます。福井、今村、篠田投手が勝ち、巨人と横浜に勝って現在6連勝!打撃も岩本や丸に刺激され栗原、トレーシーも打ち始め、今年は楽しみなシーズンになりそうです。
「あゆみ」は毎回楽しみに読ませていただいております。劇団四季のミュージカル「エルコスの祈り」を観劇された時の感動や喜び、コーラスグループがフェスティバルで発表されたり、貝殻通しをした品物を見に江田島まで行き、お店の人と交流をされた様子などが手に取るように伝わってきました。
愛命園ができて38年、利用者の方の状況も変わってきていることが伺えます。利用者の方にとって必要な支援は何かを考え生活しやすい環境を創っていくことが課題のように感じられます。これからも、一人ひとりが輝いて生きれるように、利用者と共に語り家族や地域との絆が広がっていくことを願います。
微力ながら育成会として、みんなでできる支援を考えてまいりたいと思います。また「園祭り」などの行事に合わせて参加していただき、利用者の皆さんとのつながりを深めていただければと思います。
そして、一人でも多くの方々に育成会の主旨をご理解いただき、会員が増えますよう皆さまのご協力をお願いいたします。なお、育成会入会の紹介や育成会についてのお気づき等がありましたら愛命園事務局にお知らせいただければ幸いです。
【寄せられた善意】
[平成23年1月26日〜平成23年4月25日]
(順不同敬称略)
《寄 付》
広島市佐伯区 中本 政登
〃 藤原 幹男
〃 林 弘子
〃 清水 都美子
〃 林 洋輔
〃 愛命園家族会
廿日市市 青木 ましず
〃 吉田 千夏
※いつも暖かいご支援ありがとうございます。
諸般の事情により、一部掲載を控えさせていただきました。
【編集後記】
愛命園育成会だよりをテープでお聞きいただいておりましたが、デイジーの希望者があり、アンケートを取りましたところ、大半の方がデイジーを希望されておりますので、これからは広島県立視覚障害者情報センターの全面的な、ご協力によりデイジーでお届けすることになります。なお、テープ希望の方は今まで通りテープをお送りいたします。
ご意見、ご希望がありましたら、事務局へお寄せください。 (T・M)