愛命園育成会だより 第50号


田 尾 秀 春

 明けましておめでとうございます。皆さまには健やかな新年をお迎えのことと存じます。今年は卯年、兎のように、にこやかに希望に向かってステップアップしていく年であることを願い、駄作ですが一句詠みました。「夢みつめ ぴょんとひとっ飛び 春が来る」
皆さまにとって最良な一年になりますように祈念いたします。
 寒さも景気も厳しいこの冬ですが、年末から年明けにかけて、人の心を温かくする出来事が話題になっています。先月のクリスマス、前橋市の児童相談所前にランドセル10個をおいた「伊達直人」と書かれた人からのものでした。伊達直人は40年前の人気マンガ「タイガーマスク」の主人公。覆面レスラーの彼は出身の孤児院にファイトマネーを送り続ける話です。ひっそり灯した明かりが匿名の人によって、つぎつぎと分火され共感の輪が広がろうとしています。やはり社会を動かすのは人を大切にすることへの思いやりや優しさなんですね。ちょっとした何気ない行為が、希望や夢を感じられる社会につながっていけるのではと、心温かくなりました。
 広島カープ、今年も目標は優勝! 早稲田大学3羽ガラスの一人福井裕也投手が入り話題となっています。斎藤、大石と競い合いカープを背負っていける投手に育ってもらいたいと願います。
 昨年の11月23日には、「愛命園まつり」にあわせて、育成会総会を開催いたしました。
 総会では開会にあたり、間所了会長より育成会会員の皆様をはじめ多くの方々のご支援に対するお礼と、今後、愛命園が一層充実発展するためのご協力のお願いの挨拶がありました。議事の内容は、平成19、20、21年度事業・決算報告、平成22、23年度事業及び予算、役員改選についてでした。
 事業としては、1.機関誌「あゆみ」に育成会便りを載せ配布を行いました。2.愛命園事業に関する寄付のお願いを行いました。3.育成会会員の増加を図りました。4.園祭り等の愛命園の行事に参加しました。会員数は正会員・賛助会員合わせて平成22年3月末で285人で2年前と比べ10名の増加がありました。これも多くの皆さんのご支援の賜と感謝申し上げます。
 今回の総会で、これまで会計事務の扱いを旧盲学校でも行っていましたが、この4月から愛命園に一本化することになりました。今後の事業については、予算をどのように有意義なものとして使うことができるか、園の現状を踏まえながら執行できるように検討することになりました。また、平成25年に愛命園創立40周年を迎えることになり、具体的なことが決まれば出来うる支援していくこととなりました。その関係から次回の総会を平成24年に開催する方向で検討することになりました。
 つづいて藤原園長から近況報告がありました。現在、利用者は62名の方が入所されており、55歳以上の高齢の方が多くなっておられ、支援体制づくりについて課題を感じられていることの報告がありました。
 役員改選では、次のように決まりました。なお敬称を省略させていただきます。会長:間所了、副会長:藤正坂二、田尾秀春、理事:竹原幹、友田耕二朗、中神誠、村井一文、山本八重、林弘子、藤原幹男、会計:清水都美子、土居京子、監査:北本望、池田はやみ、以上の方々です。若菜愛子様には長年にわたり監事の任にあたっていただきありがとうございました。引き続き皆さまのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
 これからも地域と密着し、ますます愛命園の活動が活発となり、笑顔にあふれた園となるように、みんなさんで支援をしていくことができればと思います。一人でも多く会員が増えるように、皆さまのご協力をお願いできれば幸いです。
 会員の皆さんの近況や育成会活動に対するご意見等がありましたら愛命園事務局にお知らせください。本年もどうぞよろしくお願いいたします。



【寄せられた善意】
[平成22年10月26日〜平成23年1月25日]
(順不同敬称略)
広島市佐伯区  藤原 幹男
  〃     林  弘子
  〃     清水 都美子
  〃     椋田 千春
  〃     伊藤 真紀子
  〃     林  洋輔
広島市中区   山本 八重
広島市西区   宇田 辰彦
廿日市市    青木 ましず

※いつも暖かいご支援ありがとうございます。
 諸般の事情により、一部掲載を控えさせていただきました。