愛命園育成会だより 第36号



田 尾 秀 春

 間もなく梅雨が明け、これから夏本番の暑い季節を迎えます。皆さまにはお変わりございませんでしょうか。南九州方面は大変な雨の被害があり,7月16日には新潟県中越沖地震が起こり、多大な被害をもたらしました。まさに自然の秘めている力と驚異を痛感させられました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げ、改めて災害に対する普段の備えの大切さを教訓にしなくてはと感じます。
 4月から障害者自立支援法に基づく新体系での愛命園の事業がスタートすることが前号の「あゆみ」に載せられていました。施設運営に際して、これまで制度面で知的障害者福祉法と身体障害者福祉法による財政的な格差があったが、今回の見直しでは、より利用者の実態に即した財政体系に変更されました。そのことが利用者の支援サービス向上につながることになれば幸いです。また、制度が変わることにより事務量が増えること、勤務体系の変更等いろんな事への対応には大変なご労苦があるかと推察いたします。
 園では,4月から恒例の花見や希望にそった外出行事などの活動が行われています。利用者の皆さんが元気で楽しく過ごされており、たいへん喜んでいます。この「あゆみ」は園の様子や、職員の方々の利用者への思いが綴られており、多くの方々との接点となっています。そして、互いが共感しあい、つながりが深まっているように感じます。
 今後、ますます育成会の皆様と愛命園とのつながりを深め,多くの方々の理解とご支援を得ることができるよう、会員の皆さまのご協力をお願いしたく存じます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



【寄せられた善意】
[平成19年5月26日〜平成19年7月25日]
(順不同敬称略)
広島市安佐北区  竹原  幹

※いつも暖かいご支援ありがとうございます。



【編集後記】
 今年は大きな災害が多いように思います。3月には能登半島沖地震、7月としては最も大きい台風が九州に上陸、更に中越沖地震によって多くの方々が被災されました。心からお見舞い申し上げます。
 天災は忘れた頃にやってくるといいますが、度重なる災害に心が痛みます。
 ここ3年愛命園も台風によって長時間の停電や堤防の決壊による避難を経験したり道路の陥没によって活動に支障をきたしています。台風シーズンを前にこれ以上災害が起こらないことを願うばかりです。



社会福祉法人
広島県視覚障害団体連合会
愛命園育成会
738-0601
広島市佐伯区湯来町和田1113-2
(0829)83-1111