愛命園育成会だより 第35号



田 尾 秀 春

 会員の皆様におかれましては,ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
 今春は例年になく桜の開花が早く、4月に入っても咲きほころび,あちこちで入学式や歓迎会が行われ、出会いと別れがあり新年度がスタートしました。
 ここ最近,社会の変化に伴い価値観が多様化し、目の前の成果や結果を重視する風潮がみられようになった感じがします。しかし、人と人との営みは時間をかけて育くんだり、人の気持ちが注がれ、心が通いあったものから本物が生まれのではないでしょうか。
 福祉のあり方も社会情勢の影響を受け、ここ数年大きな動きがあり、昨年の10月からは「自立支援法」が実施されました。本当の意味で「障害者が自立し、生きがいをもって、安心して生活できるようになる」ことが大切であり、そのための人々の理解と支援、福祉環境の整備が改めて必要と感じます。
 入所者が健康で楽しく生きがいのある生活ができるよう、微力ながら育成会として支援ができればと考えます。今年は育成会の総会開催の年であり、「園まつり」などの行事と合わせて参加いただき、心のつながりを深めていきたいと考えています。
 また、一人でも多くの方々に育成会の主旨をご理解いただき、会員が増えますよう皆さまのご協力をお願いいたします。なお、育成会入会の紹介や運営についての気づきや、「育成会便り」に載せるニュースなどがありましたら、愛命園事務局にお知らせいただければ幸いです。



【寄せられた善意】
[平成19年1月26日〜平成19年5月25日]
(順不同敬称略)
広島市佐伯区  どんぐり会
   〃    長峯 公明
   〃    林  弘子
   〃    清水都美子
廿日市市    青木ましず

※いつも暖かいご支援ありがとうございます。



【編集後記】
 今年の冬はここ湯来町も殆ど雪がなく例年になく暖かく過ごすことができました。3月から4月にかけて風邪をひく人が少し増えましたが、ノロウィルスやインフルエンザも蔓延することなく、春を迎えることができてほっとしています。
 愛命園の水は全て地下水を利用していますので、この冬雪が降らなかったぶん夏の水が少し心配です。できることなら冬には程々に雪も降って、夏も程々に暑くなればと願う一方、自然に程々を求めることが無理と知りながらつい何事においても程々の大切さを感じるこのごろです。



社会福祉法人
広島県視覚障害団体連合会
愛命園育成会
738-0601
広島市佐伯区湯来町和田1113-2
(0829)83-1111