愛命園 育成会だより   第28号



田 尾 秀 春

 今年の夏は、梅雨が短く猛暑の続く毎日です。皆さまにはお変わりございませんでしょうか。愛命園の皆さんは、4月から恒例の花見や外出行事などいろんな活動が行われ、元気で楽しく過ごされている様子を聞き、たいへん喜んでいます。 
 前回の「あゆみ」127号から紙面が大きく変わり、写真も沢山取りいれられ、充実したものとなり楽しく読ませていただいています。この「あゆみ」は、園生の皆さんの様子や、職員の方々の園生への思いが綴られ、多くの方とのつながりを持つ接点として、また、愛命園を支える原動力となっているように感じます。
 これから国では「障害者自立支援法」について法案が審議され、障害者の生活や自立の在り方、支援に対する法制度が明らかとなり、今後の障害者の生活にとって大きな影響があると考えられます。行政サービスの地域間格差、障害者自身の応益負担や介護保険との一部統合など、今後の動向に目が離せない状況です。
 このような社会状況のなかで、一層、地域社会とのかかわりを深め、多くの方々の理解と支援を得ることがより大切な時代になっているように感じます。育成会としても、会の趣旨をご理解いただき、会員の拡大に向け皆さまのご協力をお願いしたいと存じます。今後ともよろしくお願いいたします。



【寄せられた善意】
[平成17年4月26日〜平成17年7月25日]
(順不同・敬称略)
【現  金】
どんぐり会     広島市
村本三千世     広島市
村本 実盛     広島市
藤正 坂二     安芸太田町
竹原 幹      広島市

※いつも暖かいご支援ありがとうございます。



【編集後記】
 今年の梅雨は空梅雨かと思いきや、7月に入ってからは例年通りの雨が降り、農家をはじめ渇水を心配しておられた方々はほっとされたことと思います。
 湯来町の水内川も6月に鮎釣りが解禁されました。渇水で鮎の成長は思わしくなく、遡上も悪く、太公望を悩ませていたようですが、7月の雨にようやくほっとされたようです。以前に比べると鮎の数も少なくなったそうですが、蛍狩りができ、魚釣りが楽しめ、早朝カジカの声が聞こえる水内川は素晴らしいと思います。
 湯来町にゴミ処理場とか肉骨粉の処理施設の建設が進められようとしています。今の環境が守られるのだろうかと心配なこの頃です。湯来町を広島市の奥座敷として開発するとか聞きますが、どうか自然を生かした、自然をはぐくむ、自然を育てる町づくりがなされることを願っているこの頃です。