愛命園育成会だより 第110号
育成会会長 宮崎 康則
年始に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。皆様には希望に満ちた穏やかな新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、防災・減災への備えの重要性が改めて強く認識される一年となりました。また、人口減少や少子高齢化の急速な進行等、我々の地域社会を取り巻く環境は一層厳しさを増しており、地域の活力を維持・向上することが大きな課題となっております。
一方で、インバウンド需要は回復しており、一部で地域経済の持ち直しなど、明るい兆しも見られております。また、新サッカースタジアムの開業や広島駅前の再開発など、県民に元気と希望をもたらす明るい話題も多くありました。こうした前向きな動きを確かなものとし、誰一人取り残されることのない地域づくりを進めていくことが、今まさに求められています。
広島県議会においては、物価高や人手不足等により、厳しい状況に置かれている方々への支援を着実に行うとともに、福祉・医療・教育をはじめとする生活基盤の充実に全力で取り組んでいます。特に、障害のある方が地域で安心して暮らし、社会の一員として、その人らしく生活できる環境づくりは、極めて重要な政策課題です。
本県では、令和6年度から令和11年度までを計画期間とする「広島県障害者プラン」に基づき、「すべての県民が障害の有無にかかわらず、相互に人格と個性を尊重し合いながら、共生する社会の実現」を基本理念として、障害のある方の社会参加の促進や、地域で支え合う体制づくりを進めています。
さらに、障害者の情報保障の強化及び手話言語の認識の普及等を目的として、「広島県障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する条例」及び「広島県手話言語条例」を策定して、令和7年11月1日に施行しております。
これらの条例は、障害のある方が、点字等も活用しながら、情報やコミュニケーションの面で不安や不利益を感じることなく、地域の中で安心して暮らし、社会参加を進めていくための大きな土台となるものです。日々、利用者一人ひとりに寄り添い、意思や想いを大切にされている愛命園の皆様の取組とも深く重なるものであり、共生社会の実現に向けた重要な一歩だと受け止めています。
また、改正障害者差別解消法の施行により、事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化されるなど、障害福祉を取り巻く環境やニーズは年々変化しています。今後とも、現場で利用者と向き合い、寄り添う皆様と密に連携を図りながら、実情に即した施策の推進に努めてまいりますので、愛命園の皆様には、今後とも一層の御理解、御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
結びに、会員の皆様におかれましては、日頃より愛命園並びに育成会の活動に格別のご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。今後とも、多くの方々に育成会の活動への理解を広げ、愛命園と共に感じ、共に考え、共に歩む育成会として、より一層の充実を図ってまいりたいと存じます。皆さまの変わらぬお力添えを心よりお願い申し上げます。
寄せられた善意
令和7年10月11日〜
令和8年1月10日
(順不同敬称略)
《 寄 付 》
寺中 久美子
※いつも暖かいご支援ありがとうございます。都合により掲載を控えさせていただいた方もあります。
編集後記
年が明けて、雪が原因で発生した高速道路の渋滞が報道されていました。その日は愛命園の周りでもまとまった量の雪が降り、一面の銀世界となりました。ここ数年は、年末年始の頃にシーズン初めの積雪があるということが多いように感じています。その後も積雪はありましたが、その雪がいつまでも残るという事はありませんし、暖冬傾向と言われれば確かにそうなのかなと思います。
とはいえ、冬の寒さは続いておりますので、皆様体調に気を付けになって健やかにお過ごしください。
新たな年を迎えましたが、皆様、本年もよろしくお願い致します。