第211号   愛命園だより「あゆみ」   令和8年4月

ごあいさつ
社会福祉法人
広島県視覚障害者団体連合会
会長 橘髙 則行
 命を愛する愛命園に心を寄せ、ご支援を賜ります関係者の皆様に深く感謝申し上げます。愛命園は髙橋園長を中心とし、職員と共に利用者の支援に当り、園の関係者が家族のごとく楽しく過ごされています。
 4月1日の着任式、1名の職員が愛命園の家族として入職されました。廣中支援員には早く職場に慣れて頂き利用者さんと楽しい日々が過ごせるよう期待申し上げます。現状利用者の高齢化重度化は時と共に進み、支援度も増していますが、快適な利用空間の提供と共に心温まる支援環境に努めます。
 4月7日には花見に行かせてもらいました。ここ数年温暖化で桜の開花も早くなってきています。7日は既に花は散りかけでした。私は、花よりだんご。花見弁当に舌鼓を打ち、利用者さんのカラオケを楽しまれる様子を見させてもらい、愛命園が一つの家族になっているようで安心しました。
 「千里の道も一歩から」と言う諺があります。世界に目を広げれば、4年を超えて続くウクライナ戦争。今、世界規模で影響を与えているイラン戦争。勿論イランの核開発・保有には断固反対ですが、イスラエルやアメリカによる武力攻撃も反対です。この戦争により、罪なき弱者が多く犠牲となり、新たな障害者を生んでいます。私達にとっても戦争の影響による、ガソリンの値上げに始まり、石油製品の値上げ、改めて石油製品の多さに気づかされました。この紛争で誰に利益が有るのでしょうか? 
 少し前のNHK朝ドラで「あんぱん」が放映されました。見られた方も多くおられると思います、ドラマは高知県出身の漫画家、アンパンマンの作者「やなせたかし」の生涯を描いたドラマです。やなせさんは1919年生まれ、93歳で死去。作曲家としてのペンネーム、ミッセェル・カマでも活躍されました。やなせさんは、「人間が一番嬉しい事は何だろう。人生は喜ばしごっこ。天才であるより、いい人であるほうがずっといい」と言っておられます。また、太平洋戦争末期の硫黄島の戦いを経験。徴兵されて中国へ渡り、戦場で飢えを体感し、戦場で何が一番つらいかと言えば、空腹だと言っています。これがアンパンマンに託した思いではないでしょうか。このことに気づいたとき、アンパンマンの深さに改めて思い至りました。自分の顔を食べさせるという、前代未聞、唯一無二のヒーローを導き手とした「ぼくのいのちがおわるとき、ちがういのちがまた生きる」犠牲をいとわない勇気は「愛」で、それは必ず引き継がれて行く。だから生きる事はむなしいことではない。想い一つで世界の情勢は動きます。この戦争の終わりは予想できませんが、アンパンマンの想いのように平和な世の中を願いたいと思います。
 自然災害は何時何処に来るのかは分かりませんが、南海トラフ地震は想定され被害想定も示されています。備えには限りがありますが出来る事には積極的に取り組んでゆきたいと思いますのでご協力を宜しくお願い致します。
 愛命園に関わるすべての皆様、引き続き愛命園に対しまして暖かいご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。


意思決定支援
園長 髙橋 義彰
 新年度を迎え、園長として改めて役割と責任の重さを実感しております。
 今年度は、意思決定支援の充実に力を入れてまいります。利用者一人ひとりの思いや願いを尊重し、その人らしい生活を支えること。そのためには、職員が日々の関わりの中で理解を深め、言葉だけでなく表情やしぐさなどから、意思を丁寧にくみ取る姿勢が求められます。また、選択肢の提示方法を工夫し、誰もがわかりやすく選べる環境を整えることも重要です。支援は個人ではなくチームで行うものであり、情報共有や振り返りを通じて支援の質を高めていきます。安全確保とのバランスにも配慮しながら、「どうすればできるか」を考える支援を実践してまいります。
 次に高齢化に伴って、認知機能の低下が懸念される利用者も増えてまいりました。愛命園は国道も近いので、道路に迷い出ることのないように安全確保やセキュリティー対策の強化が非常に重要な課題です。事故やトラブルを未然に防ぐための仕組みづくりとともに、職員一人ひとりの意識向上が欠かせません。そのため支援方法に関する学習の機会を充実させ、実践力の向上を図ってまいります。
 もう一つ今年度の重点目標として、短期入所のさらなるサービス充実を重点課題に掲げています。より利用しやすく、魅力ある施設づくりを進めてまいります。利用を希望される方が安心して過ごせるよう、受け入れ体制の見直しや環境整備にも積極的に取り組んでいきます。今後も、利用者の皆さまが安心して日々を過ごし、ご本人らしい生活を送ることができるよう、職員一同力を合わせて取り組んでまいります。引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


自治会長挨拶
 令和8年度の自治会長に就任しました、毛利善仁と申します。私は令和6年7月に、ここ愛命園に入所しました。ここでの生活にも慣れてきました。
これからも、愛命園の皆さんと仲良く、楽しく生活していこうと思います。宜しくお願い致します。


節分
生活支援員 松田 奈々
 2月3日(火)、朝9:30頃から正面玄関先にて鰯を焼きはじめ、館内に鰯の焼いた匂いがし始める。「いい匂いがする」と利用者さんも玄関先に数名来られ、節分を実感された様子。
 園長の挨拶の後、行事担当による節分の由来などの説明から始まりました。今年は鬼役を4名にし、四方八方から登場。利用者さんの椅子の間を歩く鬼に向かって丸めた新聞紙の豆を投げ、大いに盛り上がりました。その後今年の年男・年女(利用者6名・職員2名)が玄関先に出て豆まきを行い、邪気を払い、健康を祈願しました。


活動係慰労会
生活支援員 上 正輝
 年度の締めくくりとして慰労会をさくらホールにて行いました。
 お弁当は株式会社千鳥にお願いし、お寿司プレート、お子様プレートの2種類とインスタントの豚汁を用意しました。皆さんよく食べられて、各々希望されたジュースやお酒と一緒に楽しまれていました。
 食事も落ち着いた頃、次年度に向けての目標、抱負などを語っていただき「貝通し頑張ります」「ガーデニング、マッサージ、作業頑張ります」「インフル、コロナにかからないように気を付けて過ごしましょう」「風邪をひかないように頑張ります」等、様々な声を聞くことが出来ました。
 食後のデザートには、戸山にお店があるNo Wonderのカスタードプリンを提供しました。私のおすすめのお店で、焼き菓子など味しいお菓子がたくさんあります。これをお読みいただいている方もぜひ足を延ばしてみてください。話しが脱線しましたが、利用者からは「楽しかった」「良かった」「プリン良かった」との感想を頂きました。
 これからも皆さん元気に活動に参加して頂きたいと思います。今年度もよろしくお願いいたします。


花見
生活支援員 沼座 洋
 今年も例年通り桜の花がほころび始め、利用者のみなさんが待ちに待った「お花見」を4月7日に行いました。桜を眺めながらのお弁当はとても好評で、皆さん美味しそうに食べておられました。法人からのお客様として、愛命園の元職員にもおいでいただき、楽しそうに話をされる利用者もおられました。
 男性利用者からは「お弁当がボリュームもあってとても美味しかった。ちらし寿司にきゅうり巻き、唐揚げ、出し巻き玉子等の美味しい物があった」女性利用者からは「巻き寿司も美味しかった。桜も綺麗だった。グレープジュース美味しかったよ。みんなでワイワイ話も出来て楽しかったよ」など感想を伺うことが出来ました。
 少し風が吹いてなかなか気温が上がらず、館内での実施となりましたが、青空に恵まれて和気あいあいとした雰囲気でとても楽しいお花見となりました。


カラオケ大会
生活支援員 入江 信行
 カラオケ大会は雨上がりで外が肌寒かったので食堂内で行いました。例年より参加者も多く、当日急遽参加される方も多かったです。ショートステイでご利用中の方も積極的に参加されていました。参加者には飲み物とプリンを提供しました。
 歌を聴きながら手拍子をしている利用者さんもおられ、カラオケ大会をとても楽しまれていました。「昴」や「サザエさんの歌」は複数の人が歌われ、周りの利用者さんも一緒に歌うという一体感がありました。また、アカペラで歌われる人もおられ、普段と違った日常を楽しまれていました。今後も利用者さんが楽しみやすい環境をつくっていきたいと思います。


クラウドファンディングによる
家具のご寄贈
園長 髙橋 義彰
 このたび、株式会社マルニ木工様によるクラウドファンディングにより、テーブル3脚と椅子6脚(ダイニングセット3組)をご寄贈いただき、デイルームへ設置いたしました。あたたかいご支援、心より御礼申し上げます。
 新しい家具が設置されるとデイルームには木のぬくもりが加わり、空間全体がやさしく温かい雰囲気へと変わりました。利用者の皆さんは、「座り心地がよく、ゆったり過ごせる」「安心して座ることができる」「みんなで集まるのが楽しみになった」など喜んで下さっています。日々の生活の中で穏やかな時間を過ごしていただけていることを大変嬉しく思います。また、新しいテーブルと椅子を囲んで自然と会話が生まれ、利用者同士の交流がより深まるなど、デイルームが一層心安らぐ「居場所」となっていることを感じています。
 新しい家具をきっかけに人が自然と集まり、会話が生まれるなど、より温かい交流の場となることを願います。ぜひ愛命園にお越しの際はデイルームに来てください。とても心地よい場所になっています。

ご寄付者の皆様へ
 このたびは、心のこもったご寄贈を賜り、誠にありがとうございました。新しい家具の導入により、デイルームはより温かく、居心地の良い空間となり、利用者の皆様からも多くの喜びの声が寄せられております。皆様のご厚意は、利用者の安心した日常生活を支える、大きな力となっております。心より感謝申し上げます。


フードドライブ
 栄養士 青木 ましず
 フィットネスクラブ・カーブス様より、今年もたくさんの食料品を寄贈していただきました。この食品は、フードドライブ運動に協賛された皆様から提供された食材を集めたものです。
 利用者さんが毎回楽しみにされているおやつバイキングでは、「ようかんを久しぶりに食べたよ~」、「どれも甘くてうまいのぅ~」、「お腹いっぱいになったよ」と楽しい笑顔のひと時でした。


誤薬予防への取り組み
看護師  松永 千和
 現在定期的な医療を受けている利用者の数は53名で全体の95%、服薬率も93%と、ほとんどの方が何らかの薬を服用されています。医療機関で薬を受けてから様々な準備過程を経て服薬までに至ります。薬は病気の治療のために飲むものですが一歩間違えば毒にもなります。
 誤薬を予防するために園内で行っていることは「色分け」。準備するケースや個人の薬の袋に、朝は赤、昼は色なし、夕は青、眠前薬には黄色の色を付けて視覚的に間違いに気づきやすくしています。薬は食事のお膳の中に置きますが、持ち帰ったり自身で飲まれて落薬がある等で服薬介助が必要な方はお膳には置かず、職員が声を出し、名前と色と文字を複数の目で確認して投薬します。眠前薬においても同様。そして飲み込みまで見守るという取り決めをしています。
 園内PCの共有フォルダー内には個々の『薬剤情報』や『薬の飲ませ方』を掲載し情報の共有を図っています。薬を取り扱う際は落ち着いて、確実に行っていかなければと思っています。


家族会より
この歳になって思うこと
池田 はやみ
 ここ数年、春と秋がなくなりいきなり夏に、冬にと急激な季節の変化に身体がついてゆけません。
 やはり歳のせいでしょうか。今まで出来ていたことに時間が掛かったり、もどかしかったりとか。年寄り同士の会話が「ボチボチやろうね。怪我したら後が大変」。骨を折って寝たきりになると自分も困るし、何より家族に迷惑をかけてしまいます。私達年寄りが健康で元気でいることで、家族や周りの人達が明るく楽しく過ごせるのだと思います。
 私は最近病気になりました。思いもかけないことでしたがもうこの歳です。病気と付き合いながら生きてゆこうと、私が楽しく過ごしてゆくことで、家族も安心出来、その様子を見ている私も幸せだと思います。
 気持ちひとつで楽しい人生を送れると思うので、病気だからとクヨクヨせずに、なったものは仕方がないと心に留め、これからどうすれば楽しく過ごせるかを考えるのが楽しみです。体操したり、友達と会っておしゃべりしたり、時には美味しいものを食べに行ったりとか、やりたいことを考えると楽しくなってきます。
 私の弟が愛命園でお世話になっています。弟の為にも元気でいなくてはと思い、今日も体操に行って来ました。


木漏れ日
生活支援員 入江 信行
 毎年痩せようと思いながらも生活を変えられずに過ごし後悔するという日々を過ごし早9年が経ちました。年を重ねていくごとに痩せられなくなり、疲れやすくなりました。かかりつけの先生にも体重を落とすことが必要と言われています。食べるものに気を付けようとするものの、美味しいものの誘惑に負けてしまいます。通院した際に体重計にのるとかかりつけの先生がため息をつくという繰り返しです。痩せる為には食事と運動とよく言いますが、どちらも上手くいっていないです。若いから大丈夫という考えも改めないといけない年齢になりました。時間はかかると思いますが、これからも気を付けて日々を過ごしていこうと思います。


寄せられた善意
令和8年1月7日~令和8年4月15日
(順不同・敬称略)
《現  金》
株市区会社ビッグラン
 代表取締役 梅田 卓也
林 弘子     大成 敏正
橘髙 則行
愛命園家族会   愛命園育成会

《現  物》
葉牡丹 有限会社YUKI
食材 カーブスフードドライブ
    カーブスサンリブ五日市店
    カーブスコイン通り店
    カーブスイオンタウン楽々園店
    カーブス横川メディカルプラザ店
    カーブスゆめタウン柳井
ダイニングテーブル・チェアセット
         株式会社マルニ木工

《読み聞かせボランティア》
新庄 久美子

※ いつも暖かいご支援ありがとうございます。諸般の事情で掲載を控えさせていただく場合もあります。

人の動き
《入  所》
4月13日付   森田 祐里奈

《就職・異動》
2月16日付 非常勤生活支援員
廣中 健太
4月1日付で常勤生活支援員に異動

新任挨拶
生活支援員 廣中 健太
 令和8年2月16日より、非常勤支援員として務めさせて頂いております廣中です。
 この度、令和8年4月1日より常勤職員としてご採用頂きました。
 ご入所されておられますご利用者の皆様の顔と名前を早く覚え、また、早く仕事を覚えて、皆様のお役に立てる様努めていければと思います。
皆様、これからよろしくお願いします。


編集後記
 我が家にワンちゃんが来て1年が経ちました。今まで中型犬以上しか飼った事無かったのですが、我が家のワンちゃんは小型犬です。最初は優しく丁寧に接していましたが、今ではヤンチャで何故か私にだけ噛んできます。ご飯あげているのに(笑)。でも可愛くてとても癒されます。今年こそは一緒にお花見行けたらいいなぁ…(M・T)