第128号   愛命園だより「あゆみ」   平成17年7月

イメージソングが出来ました♪

6月1日は、愛命園の32回目の誕生日。そこで、愛命園のイメージソングの発表がありました。コーラスクラブでご指導いただいている川崎さんと愛命園のコーラスクラブで合唱しました。これから毎週月曜日の朝礼で、みんなで楽しく歌っていくことになりました。また、当日は府中市からおいでいただいた堤友彦さんの「堤友彦トーク&コンサート」があり、友彦さんの明るさとおかあさんの熱意に、みんな感動しました。



♪ われらの愛命園 ♪     作詞:竹原 幹  作曲:北本 雄二・玲子

1緑豊かな湯の里は     2射し込む朝日を一杯に   3平和の尊さ信じつつ
 水内の川のせせらぎに    受けて輝く明るい笑顔    もてる力を惜しみなく
 小鳥は歌い花は咲く     豊かな心をはぐくんで    まことの命輝かす
 自然の恵みに包まれた    ともに生きる喜びに     自立の道を極めんと
 とわの施設愛の園      幸せ一杯愛の園       目指すは希望の愛の園
 ここは我らの愛命園     ここは僕らの愛命園     ここは私の愛命園
                             ここは我らの愛命園



広島市になって何が変わった

園長 竹原 幹

 去る4月25日ここ湯来町は広島市と合併して、広島県佐伯郡湯来町から広島市佐伯区湯来町になりました。
 愛命園の皆さんもいよいよ政令指定都市広島市の市民です。
 ところで、広島市になったことによる愛命園への影響について書いてみたいと思います。
1. 愛命園の監督官庁が広島県から広島市に移行しました。従って今後は広島市の指導及び監査を受けることになります。
2. 精神障害者デイサービス事業が廃止されました。これまでは湯来町独自の事業として、精神障害者のデイサービス事業の委託を受け、町内から3名の方々が愛命園の入所者と共に作業活動をしていただいていましたが、広島市では法人施設にこのような事業を委託できないということで、やむなく廃止せざるをえなくなりました。その結果愛命園に通所しておられた3名の内2名は自宅待機にならざるをえなくなってしまいました。これまで来ていただいていただけに私たちも気になっています。これまでは湯来町という小さい町の取組として障害者対策においてもきめ細かい配慮がなされていたことが広島市になるとそれができないというのが、とても残念です。
3. これまでは湯来町のご好意により湯来ロッジで愛命園の作業活動で作った陶芸品、手芸品などを販売していただいていましたが、広島市になると湯来ロッジでの販売業者の指定が必要となり、愛命園の作業活動の販売所を出すことができず、事実上湯来ロッジから撤退せざるをえなくなってしまいました。とても残念なことですが止むを得ないことでした。
4. 湯来町内には防災無線が整備されており、町内のあらゆる情報が提供されていましたが、広島市になって町独自での運用が難しくなり町内の情報が途絶えてしまいました。特に冬場は熊が出没しますのでとても心配です。
5. 職員の研修の機会が増えました。これまで外部研修の多くは県社協が実施する研修会にできるだけ多くの職員が参加していましたが、広島市との合併に伴って広島市社協からも研修の案内があり、研修の機会が増したことは喜ばしいことです。
 小さな行政、行政の効率化を目指して市町村の合併が進められています。湯来町においても16名おられた町会議員さんが一人の市会議員さんになられ、湯来町役場は佐伯区役所の湯来出張所となり、60名近くおられた職員は10名強になりました。経済効率からいえば市町村が細かく分かれているより大きな市にまとめられた方が良いことは分かります。
しかし、これまでそれぞれの町において町民のニーズに即した行政サービスを提供するよう努力して来たものが大きな枠の中で水泡とかすのは何ともわびしいことです。
お金が無いから行政サービスも、福祉も、教育も我慢しなさいといわれているようです。このようにあからさまな経済優先の社会において、みんなの心が荒廃しなければ良いがと心配になるこの頃です。



グループ外出
支援員 高橋 義彰
六月はグループ外出の月です。グループ外出の内容について、新鮮な体験をと利用者のみなさんにいろいろな情報を提供するのですが、利用者の皆さんはやはり慣れた場所を好まれるようで、近年行き先がやや固定化してきています。行き先は五日市での買物コースやお食事&カラオケコース、島根県金城にある、きんたの里にて入浴&お食事コース、廿日市アルカディアにて入浴&お食事コースなど五つのグループに分れ、それぞれの行き先でみなさん沢山楽しんだ様子で、リラックスしておられました。



さぁ!今日も’洗濯’自分でがんばるぞ!!

たとえどんなに重い障害があっても、自分でできる事を一つでも増やしてあげたい! 
この実現こそが真の支援につながるのではないか・・・
 これは当園の支援に関するポリシーだと自負している。
 しかし、何でもかんでも「さぁー、やってみてください」これではあまりにも酷です。入所者の方にとって、やりやすくするには、どのような“工夫”が必要なんだろうか? また、どのような“配慮”が必要だろうか? それらをいち早く見つけ出し実践に移していく。しかもお互いが根気よく、粘り強く! いずれにしても、自立支援にはいろんな面での条件整備が不可欠です。今回、その中の一つとして洗濯室&干し場の完成を見ることができました。
 早速、希望者と介護員で特別活動のメニューに組み入れ『自分の物は自分で洗おう』と嬉々とした表情で取り組んでいます。
【施設充実委員会 記】



生活班 壁面活動
支援員 高橋 義彰
生活班では活動の一環として、ちぎり絵を中心とした壁面作りを行っています。夢を与える壁面構成を目指し、壁面から自然にイメージをふくらませ、自ら壁面構成を意欲的に取り組むように方向づけることを目標としています。自分たちの願望を想像して構成することは、夢や想像力を広げることになるのだと思います。



人の動き

《入 所》
丸田 俊明   7月1日付
世羅郡世羅町出身

【寄せられた善意】
[平成17年4月26日〜平成17年7月25日]
(順不同敬称略)

【現 金】
安村 知子   青原 清美
越智マキ子
桑田幸子    白井 禮子
前川 昭夫   藤正 坂二
橘焉@則行   森本 文江
川端歯科    向井 重美
竹原 幹    中野富貴子

【現 物】
末田 弘明    トマト、イチゴ他野菜
伊東 照子    食器乾燥機
湯来東小学校児童 切り花
※ 毎年、湯来東小児童の皆さんがJRC
登録式の日、それぞれの家庭で育てられた美しい花を持ち寄ってくださいます。今年も、代表者の方数名で愛命園に持って来てくださいました。
ありがとうございます。早速、園のあちらこちらに飾らせていただきました。

【朗読ボランテイア】
どんぐり会
湯来朗読サ−クル


《表 彰》
勤続30年表彰
  介護員  谷川 和江
勤続20年表彰
  支援員  沖田 幸久
介護員  前  和枝

※6月1日の愛命園の開園記念日に社会福祉法人 広島県視覚障害者福祉協会会長より表彰状、愛命園家族会会長より感謝状が授与されました。



◇ お知らせ ◇

 平成16年度、当法人の決算報告を
ホームページに掲載しております。

愛命園 ホームページアドレス
URL   http://www.aimeien.jp/
E-mail sakura@aimeien.jp



【編集後記】
 前号より、あゆみの様式が変わりましたが、いかがでしたでしょうか?
編集委員としては皆さんの反応が大変気になるところです。ぜひともご意見や感想等を聞かせて頂けると嬉しく思います。よろしくお願いします。 (T)